AQUOS PHONE ZETAからAQUOS PHONE ZETAへ by 法林岳之

 各社から夏モデルが発表され、ボクの周りでも少しずつ新しい機種に変更している人も増えてきている。今年の夏モデルは例年に比べ、新機種のモデル数が絞り込まれているけど、それはある意味、みんながスマートフォンに求めるものが固まってきて、各社ともそこに注力したモデルが開発できているということ。つまり、今夏は『粒ぞろい』のラインアップが揃っていて、自分の好みに合わせて、自由に選びやすい状況になっているとも言えるわけ。

 じゃあ、自分自身は何を選ぶのかという話になるわけだけど、NTTドコモの夏モデルではAQUOS PHONE ZETA SH-06Eを選んで使ってみることにした。理由はいろいろとあるんだけど、やっぱり、昨年秋に購入したAQUOS PHONE ZETA SH-02Eで「IGZO搭載液晶」の底力を体験してしまったので、今度もそこに期待したというわけ。

写真中央手前が今年の夏モデルの「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」。右手奥が昨年秋に購入した「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」

 IGZOについては改めて説明するまでもないけど、レビューで解説したように、「液晶アイドリングストップ」と表現されるものをはじめとした省電力性能の優秀さが魅力。実は、この半年ほどの間に、数回、国内外の出張に出かけたんだけど、出張中って、モバイルバッテリーやACアダプタを持っていってもなかなか充電するチャンスがないことが多い。そんなときでも省電力性能に優れたAQUOS PHONE ZETA SH-02Eは、電池の持ちにあまり冷や冷やすることもなく、安心して使うことができた。

 また、NTTドコモのラインアップでは、春モデル以降、順次、フルHD対応ディスプレイを搭載するモデルが増えてきているけど、解像度が高くなるということは、当然、ディスプレイそのものの消費電力は増え、電池の持ちは厳しくなる傾向にある。もちろん、各社とも省電力に対する工夫はたくさん盛り込んでいるけど、ディスプレイパネルそのものが持つ省電力性能の差が一段と効いてくることは容易に想像できる。だからこそ、実績のあるIGZO搭載液晶を採用したAQUOS PHONE ZETA SH-06Eには、期待しているというわけ。

『おくだけ充電』には、スタンドタイプのワイヤレスチャージャーを愛用中

 AQUOS PHONE ZETA SH-06Eのスペック周りで、もうひとつ気に入ってるのが電源周り。充電はmicroUSB外部接続端子からの充電に加え、ワイヤレス充電規格「Qi」準拠の『おくだけ充電』にも対応する。ワイヤレスチャージャーは同梱されないけど、ボクは市販品のスタンドタイプのワイヤレスチャージャーを愛用中。これまで、おくだけ充電対応製品には平置きタイプのワイヤレスチャージャーが同梱されることが多かったけど、机の上がいつも散らかってるボクにとっては、こっちの方がダンゼン使いやすい。

 AQUOS PHONE ZETA SH-06Eは従来モデル同様、防水対応ながら、microUSB外部接続端子はキャップレス構造となっており、いつでもすぐにケーブルを挿して、充電ができる。実は、前モデルのAQUOS PHONE ZETA SH-02Eで出張中にACアダプタやUSBケーブルで充電していたら、電話がかかってきて、慌ててケーブルを外して、外部接続端子のキャップも引き抜いてしまった……なんていうことがあったんだけど、今回はそういう心配もない。ちなみに、引き抜いたキャップはちゃんと元に戻せたけどね(笑)。

 そして、頻繁に機種変更をしなければならないボクらは直接、恩恵を受けることはないかもしれないけど、将来的に本体の内蔵バッテリーに寿命が来たとき、ドコモショップなどの店頭で対応できる構造になっていることも隠れたメリットと言えそう。最近、少しでもバッテリー容量を大きくするため、固定式の内蔵バッテリーを採用する機種が増えてきているけど、固定式の内蔵バッテリーを交換するとなると、ドコモショップでお預かり修理を依頼することになるため、本体が初期化されてしまうなどのデメリットがある。その点、AQUOS PHONE ZETA SH-06Eなら、基本的にドコモショップで対応してくれるので、安心というわけ。

 とまあ、他にもいろいろ紹介したい機能やサービスはあるんだけど、まずはお店でデモ機を触ってみて欲しいかな。

(法林岳之)

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